2012年5月20日日曜日
4/28(土)「星の声」@旧グッゲンハイム邸 終了しました!
4/28(土)「星の声」@旧グッゲンハイム邸 終了いたしました!!!
出演者の皆様、出店者の皆様、グ邸スタッフの皆様、そして何より、当日足を運んでくださったお客様!! ありがとうございました。お世話になりました。
今さら、と書きましたが、正直企画者である私は、まだあの日のグッゲンハイム邸から帰ってこれてない気もします。
あの日、あの場にいた人達(出演者、お客様etc.)はどんなふうに感じていたのかなあ、そして今、どんなふうに感じているのかなあ、ということを考えます。私が、あの日から帰って来れてない、というのは、主催者だからやっぱりそう思うのか。
とにかく、まず当日は信じられないぐらい良いお天気でした。明るい空と太陽、広い海。それらが与えられた時点から、あの日は開演してたのかも、と思います。
私にとっては人生初めてのライブ企画であり、最初で最後、という思いもあり、今までの人生に無いぐらいの気合を入れて挑みましたが、結局は気合の空回りで、当日は無闇にアワアワしていただけのような気がします・・・。実際に私も気付いていないような不手際ももしかしたらあったのかもしれません。しかし、そんな企画者とは関係なく、出演のスティーブジャクソン、シラオカ、稲田誠さん、kaccono、そして出店のピリカ食堂高橋みかさん、ほ~ぷ軒杉本さんのおかげで、自分でも信じられないぐらい素晴らしい一日になったと思います。本当に、これを自分が企画したということが信じられないぐらい、というか、もう私が企画しただとかいうことはまったく関係ないですね。謙遜でもなんでも無く。本当に、ただただ、素晴らしいライブだった。
それはもう、最初のkacconoのライブからそうでした。もちろんkacconoに出てほしい、グッゲンハイム邸でkacconoの演奏が聴いてみたい、と思ったのは確かに私ですが、自分が想像していた以上に、kacconoは奇跡のような演奏をしていてびっくりしてしまいました(ちなみに当日のkacconoのメンバー編成は、岡村くんvo&g、odd eyesのシュウトくんkey原田くんba、my letterのおざわさんaccordion、そして賢いユリシーズの大浜くんvo&gで一曲参加、でした。あまりに素晴らしかったので、またこの編成で絶対演ってほしい)。二番手は稲田誠さんの演奏。この日稲田さんにはPAもお願いしていて、何から何までお世話になりました。そして、パーパの「パロディ」を演奏してくれたのが嬉しかった。稲田さんにソロで出演してもらいたいと思ったのは、この曲を以前ソロで聴いたことが強く印象に残っていたので。そして、この企画の準備を進めながら、頭の中で何度も流れていたのは「パロディ」でした。自分の中での「星の声」のテーマソングのひとつ。
そして、三番手にスティーブジャクソン。この日の企画は、スティーブジャクソンの演奏を旧グッゲンハイム邸で聴きたい、という自分の中の衝動があってこその企画でした。そしてこの日、ある意味自分の夢がかなったわけですが、ただ、それがあまりにも今まで自分が頭で何度も思い描いていた光景だったため、それが本当に現実に起こったことなのか、何だか未だに信じられない気もします。旧グッゲンハイム邸でのスティーブジャクソンの演奏。夢のような光景。
それはあくまで自分の中での思い入れですが、この日のスティーブジャクソンの演奏は、お客さん一人一人の中にもきっと強い印象を残したんじゃないかなあ、と思っています。おそらく初めて観るお客さんばかりの中で、皆がスティーブジャクソンの演奏に引きこまれていく感じは、この日の企画をやってよかったと思う瞬間でした。正式メンバーの鈴木悦久さんが揃ってのスティーブジャクソンの演奏は久し振りに聞きましたが、以前より数段パワーアップしていた印象。
トリはシラオカ。旧グッゲンハイム邸で録音された作品『部屋』を何度も聴いて、いつか旧グッゲンハイム邸で聴いてみたい、というもう一つの夢もかなえることができました。
このブログでも書いた、ハポンでのライブの時に、シラオカの演奏の充実度が以前にまして凄いということを思いました。そして、その充実さをこの日の旧グッゲンハイム邸にも持ってきてくれたと思います。いや、以前のハポンでの演奏に、より充実度を加えて。
シラオカの演奏は、音そのものが鳴っている瞬間よりも、音が鳴っていない瞬間に鳴る「 」(形容できない)が強く聴こえる(響く)気がする。そして、その「 」は、音そのもの以外のものと共鳴する。例えば、場所、であるとか。そして「 」を強く響かせるシラオカの演奏は、旧グッゲンハイム邸でしか聞こえないものがあったんじゃないか。旧グッゲンハイム邸と、あの日の空気の中でしか聞こえないもの。それは自分の勝手な思い入れだろうか。
考えてみると、この日出演してもらった4組はすべて、その「 」をたくさん含んでいる気がします。だからこそ、自分は旧グッゲンハイム邸で聴いてみたかったんじゃないかな、と。
とにかく、シラオカの旧グッゲンハイム邸での初ライブが実現できて、さらにはそこで素晴らしい演奏をしてくれたこと、それだけでも感無量でした。
まだまだ、書き切れないことはたくさんある気がします。出演者以外にも、例えば、ピリカ食堂の看板娘(?)おっぱいちゃんやグ邸管理人森本アリさんJr・恩ちゃんが居なければあの日はありえなかったと思います。そして、来てくれたお客さんあってこそ。
あと、早くも「星の声」の「次」を期待してくれる声をいただいてるのも嬉しいです。でも、自己満足かもしれませんが、思っていた以上に素晴らしいものが今回出来たので、今回以上のものはできないかな~、という気持ちもあり、今のところは継続していくことは全く考えていません。ただ、今回も「ライブ企画をやるぞー」という意識よりも、スティーブジャクソンやシラオカがグ邸で観たい、という衝動だけでやっていたら素晴らしい結果になったので、もし、またそんな衝動が自分の中で生まれたら、素直に従っていければいいなあ、と思っています。だから、「次」があるとしても、もしかしたらライブ企画、という形では無いかも???
でも、「星の声」の次よりも、こんなことがあったらもっと嬉しいなあ、と思うのは、この「星の声」が例えば、kacconoの岡村くんが龍谷大学とかでやってたライブ企画hihyounoや2010年に京都クラブメトロで行われたshiningというライブ企画、そういった個人がやっているライブ企画の大きな影響を受けて企画したように、この「星の声」を観た人が次に何かをやってくれたら、それに勝る喜びは無いです。それこそがほんとうの「星の声」の「次」かも知れないと思います。(話は飛びますが、京都クラブメトロで定期的にやってる平日ライブ企画の「感染ライブ」っていうのがめっちゃ面白くて好きで、今回のkacconoでの演奏で、その感染ライブの看板バンドである?!odd eyesとmy letterのメンバーが参加してくれたことがすごく嬉しいです。自分が意図しなかったことなので尚更。)
わー長々とすいません。あと、当日のtwitterをtogetterに勝手ながらまとめました
→http://togetter.com/li/295702
こっちの方が当日の写真とかたくさん撮っていただいてるので、様子がわかりやすいかもしれません。私は読んでると当日を思い出してわくわくしてしまいます。(私が勝手にまとめたので、もし何か問題等ありましたら、お手数ですが私のtwitterやメールアドレスまでご連絡ください)
最後になりますが、重ね重ね、当日の出演者の皆様、出展者の皆様、グ邸スタッフの皆様、お客様、ありがとうございました。
そして、当日その場には居なかったけど、想いをいただいた皆様、枡本航太さんやとうめいロボさんなど、ありがとうございました。ほんとうに支えになりました。(勝手に名前を書いてすみませんが、この日は当日居なかった人たちに支えられていたので。)
モモにも。シモーヌ・ヴェイユにも。
ではでは、またどこかで。
dOPPOの「遠雷」を聞きながら。
「星の声」企画 いちはし
2012年4月28日土曜日
2012/04/28 「星の声」@旧グッゲンハイム邸
「星の声」
[日程] 2012年4月28日(土曜日)
[会場] 神戸塩屋旧グッゲンハイム邸(JR/山陽 塩屋駅徒歩5分)
[開場]14:00 [開演]14:30 (19:00頃終了予定)
[出演]
スティーブジャクソン(名古屋)
シラオカ(名古屋)
稲田誠(明石)
kaccono(京都)
[出店]
ピリカ食堂(FOOD)
ほ~ぷ軒(CD)
ダジャレーベル(ダジャレ)
[前売] 2,000円 [当日] 2,500円
[予約・問い合わせ]
旧グッゲンハイム邸事務局/
TEL:078-220-3924 FAX:078-202-9033
E-mail:guggenheim2007@gmail.com
企画者E-mail:1hasu@mail.goo.ne.jp
企画者twitter:@atosakav ※@やDMでも予約受け付けてます。
[日程] 2012年4月28日(土曜日)
[会場] 神戸塩屋旧グッゲンハイム邸(JR/山陽 塩屋駅徒歩5分)
[開場]14:00 [開演]14:30 (19:00頃終了予定)
[出演]
スティーブジャクソン(名古屋)
シラオカ(名古屋)
稲田誠(明石)
kaccono(京都)
[出店]
ピリカ食堂(FOOD)
ほ~ぷ軒(CD)
ダジャレーベル(ダジャレ)
[前売] 2,000円 [当日] 2,500円
[予約・問い合わせ]
旧グッゲンハイム邸事務局/
TEL:078-220-3924 FAX:078-202-9033
E-mail:guggenheim2007@gmail.com
企画者E-mail:1hasu@mail.goo.ne.jp
企画者twitter:@atosakav ※@やDMでも予約受け付けてます。
4/28(土)「星の声」@旧グッゲンハイム邸 イベント詳細
どんな場所に居ようと、その耳があれば、音は、声は聞くことができる。当たり前だけどそれはとても凄いことだ。
オルタナゴヤ、7586(なごやろっく)、等といったキーワードで数年前より一部で盛り上がりを見せる名古屋から二つのバンドを招きます。90年代中盤より活動を続け、名古屋音楽のキーとなるバンドといっても過言ではないスティーブジャクソン。昨年旧グッゲンハイム邸にて録音したアルバムをmap/compare notesより全国リリース、静かながら着実にその支持者を増やしつつあるシラオカ、満を持してのグ邸初登場。
共演は、先月のIKITSUGI/SHOS/HOP KEN合同企画での熱演も記憶に新しい稲田誠の希少なソロ演奏。そして、知らない人は知らないが知っている人は強烈に知っている、京都の若きフォークロックバンドkaccono。声を聴く。
act:
スティーブジャクソン(名古屋)
シラオカ(名古屋)
稲田誠(明石)
kaccono(京都)
日時:2012年4月28日(土)open 14:00 start 14:30 (end 19:00)
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
〒655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:予約 2,000円 当日 2,500円
主催:hoshinokoe
共催:塩屋音楽会
問い合わせ:旧グッゲンハイム邸事務局
TEL : 078-220-3924 FAX:078-202-9033
E-mail : guggenheim2007@gmail.com
スティーブジャクソン
モモジ(うた、ベース)、ひじり(シンセ)、鈴木悦久(ドラム)、成田(ギター)の4人組。思いつきと即興の間で揺れる、音の隙間産業ロック。
シラオカ
2006年夏、同大学内で結成。vo.gt小池喬、gt石谷翔、dr山村一美による三人編成。2011年3月にミニアルバム『部屋』をmap compare notes(二階堂和美、トクマルシューゴ、Gofishなど)よりリリース。
稲田誠
明石在住のコントラバス奏者。棚レコード代表。PAAP、Brazilという自己のバンドやAurora(川端稔sax,vo/青野忠彦ds)、千野秀一pエレクトリックトリオ(楯川陽二郎ds)、水谷康久saxトリオ(半野田拓g,key)、真夜中ミュージック(三沢洋紀g,vo/中尾勘二sax/植野隆司g/山本達久ds)、DODDODO+稲田誠、等のユニットでベースを弾き、ときどき歌う。ゑでぃまぁこん、TEASI、Gofish、泊、のうしんとうのレコーディングエンジニア担当。 http://www.rose.sannet.ne.jp/tana/
kaccono
フォークロックバンド。18歳のときに始めて今までに3、4回ライブをしました。大浜君達やオドアイズのみんなに教えてもらったこと、大きな酒を飲んだ夜に思ったことを真ん中に演奏します。
2012年2月26日日曜日
本日2/26(日)は京都クラブメトロでodd eyes×hRADA presents 「teppen GIG / ROSE hARADA」!!そして名古屋K.Dハポンで「タイニーバンパクvol.55」!!
画像は http://teppengig.blogspot.com/ より |
2012/2/26odd eyes × hARADA presents" teppen GIG / ROSE hARADA "@京都クラブメトロ
Live:・奇妙礼太郎リトルスイング・Dorian・豊田道倫・Qurage (fR.山形)・odd eyes
Spin:・dj colaboy・DJ TOM (seminishukei)
Shop:・kansen library
OPEN/START...18:00TICKET...前売り2000円/当日2500円(共に別途1ドリンク
http://teppengig.blogspot.com/
・・・・・・なぜ、この「星の声」企画のブログにこの「teppen GIG / ROSE hARADA 」のことを書くかというと、これは言っていいのかどうかよくわかりませんが、でも本人もツイッターで言ってたし、たぶん言っても大丈夫と思いますが、、、私の企画4/28(土)「星の声」に出演してもらうkacconoは、今日のメトロの企画をしてるodd eyesのギタリスト、オカムラくんがボーカル・ギターをしてるバンドなのです。
元々私がオカムラくんのことを知ったのは、odd eyesの、とか、kacconoのオカムラくんというよりも、まずは龍谷大の多目的練習室とかでライブを企画してるオカムラくんとして、でした。初めてオカムラくんの企画に行ったのはその龍谷大多目的練習室で枡本航太さんや村上ゴンゾさんのmaruotoが出演してる時、だったかな、確か。
その後、オカムラくんの企画は龍谷大の多目的練習室や出町柳のソクラテスやスタジオスー、五条のハライソ、丸太町クラブメトロ、などで見ましたが、いつも何か刺激を与えられる企画で、いつも楽しくて。枡本さんとdOPPO辻本さんのデュオとか、dOPPO橋本さんと辻本さんらの食欲もなくなるコラール(というバンド名)とか、また観たいなあ・・・。あ、ふたつともdOPPO関係だ。とにかく、まずはライブの企画者としてのオカムラくんのファンになりました。
そのうちにオカムラくんはodd eyesを結成して、そのギターをよく聴くことになりましたが、そのギターがまた良くて、odd eyesでのコーラスも、マイクに顔を近付ける角度を含めてかっこよかった。
それで、kacconoという名義でのオカムラくんのライブを同じく京都の汚点紫というお店で聞いた時に、オカムラくんという人が、すごくいい歌を作って歌う人なのだということを知りました。
まあ、つまりはオカムラくんの企画とかギターとか歌とかに魅了されっぱなしで、あとフライヤーやブログに書いてる文章もたまらなく好きで、まー、要は私がオカムラファン、ということです・・・。
今日のメトロ企画のフライヤーに書かれてる文章もすごくイイです!(今回はオカムラひとりの文章じゃないけど、イイのは確か!)たまらなくなって走りたくなる。フライヤー持ってる人は裏の文章をすぐ読んでください。またはteppenGIGのブログに載ってるのですぐに読んでみてください→http://teppengig.blogspot.com/
そして、その文章に何か、ピンと来るものがあったら是非今から京都クラブメトロへ!!もし出演者のことを知らなかったとしても、その文章にピンと来るものがある人だったら、きっと楽しめると思います。 そう、オカムラくんの企画は出演者の中に自分の知らない人が居ればいるほど楽しめるような気がします。
ちょっと遅刻気味ですが、私もこれから出かけます。
そして、名古屋ではスティーブジャクソンのモモジさん企画「タイニーバンパクvol.55」が!先々週ハポンで素晴らしいライブをしたシラオカの演奏がまたハポンで聴けます。この前聴き逃した方は是非!そして共演には京都/大阪のバンド「3月33日」!「3月33日」も私は大好きで、ほんとうは4/28にも出て欲しかったぐらい。まさしく「星の声」のような歌を歌う人たちだと思います。3月33日がハポンで演奏するのを一度聴いてみたいと思っていたので、今日は私も行きたかったです・・・。
2012/2/26
「タイニーバンパクvol.55」@名古屋K.Dハポン
出演:
3月33日 / シラオカ / ねこ / Rego
18時半開場19時開演
予約当日ともに2000円
http://www2.odn.ne.jp/kdjapon/index.htmlシラオカ一番目らしいです。
そういえば、スティーブジャクソンのギタリスト成田元彦さんは、オカムラくんの企画でmaruotoのメンバーとして演奏してたそうです。なんか、おもろい。
2012年2月15日水曜日
12日は「十三バンパク」@名古屋K.Dハポンへ行きました。
12日は名古屋鶴舞K.Dハポンへ「十三バンパク」を観に行ってきました。
2/12(日)「十三バンパク」@名古屋鶴舞K.Dハポン
出演:folk enough(福岡) / シラオカ / hiropons / スティーブジャクソン
この日は4/28「星の声」で演奏してもらうシラオカとスティーブジャクソンの2組が出演する、ということもあるのですが、何よりも先日も書いた通りここ1~2年、正式メンバー鈴木悦久さん不在の間スティーブジャクソンのドラムを勤めてこられた村田十三さんの、最後のスティーブジャクソンの演奏がどうしても聴きたくて名古屋まで足を運びました。
まず出演一番手は私は初見の、hiropns。名前からして最高です。かなりテンションの高い演奏で、イベントの空気をかなり暖めてくれました。個人的にはハポンでhiroponsみたいな高テンションな演奏(?)を聴くのは久し振りな感じがして、以前ハポンでも観た龍宮ナイト(という名古屋で2006年から続いているライブ企画があるのです)を思い出しました。もしかしたら既に出演してるのかもしれないけれど、龍宮ナイトの舞台でも聞いてみたいと思いました。
そして二番手に、村田十三さん最後のサポートによるスティーブジャクソン。
村田十三さんが最後ということもあり、初めは私もドラムに集中して聴こうと思ったのですが、やっぱりバンド演奏というのは一つの楽器の音だけを取り出してどうこうというものではなく、結局はスティーブジャクソンメンバー全体の演奏に酔っていました。
しかし、先日の記事の繰り返しになりますが、鈴木悦久さん復帰も楽しみなものの、村田十三さんが抜けるのは重ね重ね、惜しい。スティーブジャクソンの曲は同じ曲でも毎回のライブごとで違う表情を見せるような演奏。既に作曲された歌ではあるのですが、演奏者それぞれの個性が強調されつつ、一体化していくようなダイナミズム(かっこいいことを言おうとしてあまりよく伝わりにくいことを言っているかもしれない・・・笑)、そこの魅力にとりつかれると私のように毎回の違う表情が見たくなって何度も足を運ぶことになります。だから演奏者が変わるということは次回からのスティーブジャクソンはまたかなり違う表情になるはずで、村田十三さんを含めた現在の編成がもう聴けないというのはやっぱり惜しいなあ、と思います。
それでも、次回からのスティーブジャクソンがどんな表情を見せるのか、村田十三さんの音を経由した後の、また新たな表情がきっと見れるのではないかと、とても楽しみに思っています。
三番手は福岡からfolk enough。実は前日の京都西院ウーララでのライブも観ました。独特なリズムの曲が印象的で、また前日の京都に続いてこの日も即興でのラップが入るなど、段々と場が熱くなる感じでした。音楽の地域性、みたいなものがあるのか無いのかまだよくわかりませんが、私は福岡のバンドも結構好きで(文脈とは外れますが、福岡のthe campsというバンドが特に好きです)、機会があればもっと福岡までライブを聴きに行きたいと常々思っています。なので、二日間も連続でfolk enoughの演奏が聴けてしあわせでした。
トリはシラオカ。ハポンで演奏するシラオカがずっと見てみたいと思っていました。この日のシラオカがちょっと圧倒されるぐらいの演奏・・・!シラオカの三人だけがぼうっと浮かび上がるような照明の中で、ハポンもお客さんも全てシラオカの世界の中に包まれてしまうような感覚になって、当日のことを今思いだしてもちょっと鳥肌が立つぐらいです。
演奏が終わってちょっと呆然。「もっと聴きたい・・・!」との思いはありつつ、拍手をして今日は終演・・・・・・かと思われたのですが、ここで私の隣にいた方から「え~、もっと聴こうよ~」との声が!誰かと思えば村上ゴンゾさん!!(名古屋在住ミュージシャン、ex-ラブクライ、私もあまりわかってないとこあるのでぐぐってみてください~)そのゴンゾさんの声によってシラオカのアンコール演奏が実現。至福な時間をより長く味わうことができました。
今までにシラオカの演奏は、愛知県の長久手町文化の家というホールや京都のライブハウスNANO、大阪のライブハウスchika-ikkaiなどで観ましたが、やはりハポンがシラオカのホームという感じがしました。あのハポンという場との一体感のある演奏は他の場所では味わうことができないんじゃないか、という事を思います。
終演後になって、ゴンゾさんのように素直に声を上げればよかったなあ、ということを思いました。やっぱりスティーブジャクソンの演奏も、もう少し聴きたかったな、と。
お客さんとして来られていたゴンゾさんのことを書いてすみません。ゴンゾさんは4/28の出演者ではないですが、名古屋に住みついているゴンゾさんのことを思うと(ゴンゾさんは名古屋出身ではない)、名古屋の奥深さについてもまた思ってしまいます。先日、稲田誠さんも参加されていたGOFISHトリオ(テライショウタ+黒田誠二郎+稲田)との共演で村上ゴンゾさんが弾き語りをされているのを初めて聴きましたが、ちょっと初めて聴くような、体験したことのないような感触でした。とは言っても別に奇をてらったような演奏をされたわけではなく、カバーも含めたストレートな(?)弾き語りでしたが、あの感覚は何なんだろう、とずっと考えています。
そういえば、この前もkacconoのメンバーとゴンゾさんの凄さについて話したりしました。
ハポンではお客さんとして来ているゴンゾさんの姿も、今まで何度か私は見たことがあります。ハポンの居心地の良さというのは、他のライブハウスには無いところがあって、以前私が愛知に住んでいた時ももちろん行きましたし、愛知を離れて関西に住んでいる今でもこの日のように何度か足を運んでいます。つまりは、ハポンという場所がとても好きです。
そして、ハポンと同じぐらい私は旧グッゲンハイム邸という場所が好きです。ハポンという場所での演奏がこんなにも似合うスティーブジャクソンとシラオカが、旧グッゲンハイム邸で演奏するとどんなふうにその音が響いていくのか、今から本当に楽しみです。
ゴンゾさんのことを勝手に書いてしまったので、罪滅ぼしとして勝手に宣伝。ゴンゾさんのライブが近々また大阪であります。
2月20日(月)ゴンゾさんの弾き語りってなかなかレアだと思うのですが、この日もまた弾き語りをしてくれるみたいです! ぜひ!
「極楽駐屯地3」@油野美術館
出演:アニス&ラカンカ / umamo feat.ブロッコリーズ(貝つぶ+光永惟行+チャピ) / 村上ゴンゾ
19:00 open / 19:30 start
¥1500(1ドリンク付き)
http://yunobi.blogspot.com/2012/02/3.html
(文中の写真はtwitterから@otaota_otanさんと@tetetetempoさんの写真を使わせてもらいました。ありがとうございました!!)
2012年2月12日日曜日
本日(2/12)は名古屋鶴舞K.Dハポンで「十三バンパク」!
本日2月12日、名古屋の鶴舞K.Dハポンで「十三バンパク」というイベントが行われます。「星の声」に出演していただくスティーブジャクソンとシラオカも出演します。
特にスティーブジャクソンは、ここ1~2年サポートでドラムを叩いていた村田十三さんが、この日でとりあえず最後のSJでの演奏ということになります。
SJ正式メンバーである鈴木悦久さんが一時的にぬける、ということでサポートで入ったのが十三さん(まだちゃんと私はお話ししたことがないので十三さん、というのは馴れ馴れしいけど、皆さんそう呼ばれているのでここではそう言います)なのですが、自分にとっては十三さんのドラムによってSJの魅力により気づいたような、そんな感じがします。去年一年間は名古屋や四日市で十三さんサポートのSJを何度か観ましたが、どれも鳥肌がたつぐらいで(それでもメンバーの方は「今日の演奏はイマイチだった・・・」みたいな事をたまに言われていたのが印象に残っています)、私が「SJをグッゲンハイム邸で聴きたい!」と強く思い至ったのは十三さんがサポートされていた去年のSJを観たことが大きいです。
半分冗談半分本気で、もう十三さんそのままでツインドラムでも5人編成でもいいんじゃないか~、とまで思ってしまいますが(笑)
もちろん鈴木悦久さん復帰後の正式メンバーでのSJがどんな感じになるのか、それはとても楽しみです。でも、とりあえず十三さんドラムのSJが聴けるのは今日で最後、ということで皆さんぜひ今日はハポンに足を運んでみてください。
私もこれから名古屋に向かいます。
特にスティーブジャクソンは、ここ1~2年サポートでドラムを叩いていた村田十三さんが、この日でとりあえず最後のSJでの演奏ということになります。
SJ正式メンバーである鈴木悦久さんが一時的にぬける、ということでサポートで入ったのが十三さん(まだちゃんと私はお話ししたことがないので十三さん、というのは馴れ馴れしいけど、皆さんそう呼ばれているのでここではそう言います)なのですが、自分にとっては十三さんのドラムによってSJの魅力により気づいたような、そんな感じがします。去年一年間は名古屋や四日市で十三さんサポートのSJを何度か観ましたが、どれも鳥肌がたつぐらいで(それでもメンバーの方は「今日の演奏はイマイチだった・・・」みたいな事をたまに言われていたのが印象に残っています)、私が「SJをグッゲンハイム邸で聴きたい!」と強く思い至ったのは十三さんがサポートされていた去年のSJを観たことが大きいです。
半分冗談半分本気で、もう十三さんそのままでツインドラムでも5人編成でもいいんじゃないか~、とまで思ってしまいますが(笑)
もちろん鈴木悦久さん復帰後の正式メンバーでのSJがどんな感じになるのか、それはとても楽しみです。でも、とりあえず十三さんドラムのSJが聴けるのは今日で最後、ということで皆さんぜひ今日はハポンに足を運んでみてください。
私もこれから名古屋に向かいます。
2/12(日)「十三バンパク」@名古屋鶴舞K.Dハポン
出演:folk enough(福岡) / シラオカ / hiropons / スティーブジャクソン
開場18:30 開演19:00
予約・当日ともに2,000円
http://www2.odn.ne.jp/kdjapon/index.html
↑本日2/12(日)です |
2012年2月11日土曜日
稲田誠さんにPAも担当していただくことになりました
4/28(土)「星の声」当日のPAを、出演者でもある稲田誠さんに担当していただくことになりました。
当日はシラオカもライブをするわけですが、2011年にリリースされた名盤(と私は思っている)『部屋』(compare notes/CN-0026)は、エンジニアでもある稲田誠さんによる録音です。そして4/28のライブの舞台となる旧グッゲンハイム邸は同じくその『部屋』が録音された、その場所です。
つまりはアルバム『部屋』に限りなく近いかたちで当日はシラオカの演奏が聴くことができる、というとても楽しみなことになりました。全シラオカファン必聴と言っていいかもしれません。(笑)
さらに、私(企画者)の個人的な思い入れとしては、同じく昨年稲田さんが録音したdOPPOの『遠雷』(is collage collective/ICCL-015)、これも何度も聴きましたが、その『遠雷』を録音した稲田さんがkacconoのPAを担当する、というのも何だか感慨深いかんじがします。ま、個人的な思い入れですが。
とにかく自分が企画者だとかそういうことは関係無しに、ただただ当日がさらに楽しみになりました。
当日はシラオカもライブをするわけですが、2011年にリリースされた名盤(と私は思っている)『部屋』(compare notes/CN-0026)は、エンジニアでもある稲田誠さんによる録音です。そして4/28のライブの舞台となる旧グッゲンハイム邸は同じくその『部屋』が録音された、その場所です。
つまりはアルバム『部屋』に限りなく近いかたちで当日はシラオカの演奏が聴くことができる、というとても楽しみなことになりました。全シラオカファン必聴と言っていいかもしれません。(笑)
さらに、私(企画者)の個人的な思い入れとしては、同じく昨年稲田さんが録音したdOPPOの『遠雷』(is collage collective/ICCL-015)、これも何度も聴きましたが、その『遠雷』を録音した稲田さんがkacconoのPAを担当する、というのも何だか感慨深いかんじがします。ま、個人的な思い入れですが。
とにかく自分が企画者だとかそういうことは関係無しに、ただただ当日がさらに楽しみになりました。
シラオカ『部屋』(CN-0026) |
dOPPO『遠雷』(ICCL-05) |
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