2012年2月15日水曜日

12日は「十三バンパク」@名古屋K.Dハポンへ行きました。


12日は名古屋鶴舞K.Dハポンへ「十三バンパク」を観に行ってきました。

2/12(日)「十三バンパク」@名古屋鶴舞K.Dハポン
出演:folk enough(福岡) / シラオカ / hiropons / スティーブジャクソン

この日は4/28「星の声」で演奏してもらうシラオカとスティーブジャクソンの2組が出演する、ということもあるのですが、何よりも先日も書いた通りここ1~2年、正式メンバー鈴木悦久さん不在の間スティーブジャクソンのドラムを勤めてこられた村田十三さんの、最後のスティーブジャクソンの演奏がどうしても聴きたくて名古屋まで足を運びました。

まず出演一番手は私は初見の、hiropns。名前からして最高です。かなりテンションの高い演奏で、イベントの空気をかなり暖めてくれました。個人的にはハポンでhiroponsみたいな高テンションな演奏(?)を聴くのは久し振りな感じがして、以前ハポンでも観た龍宮ナイト(という名古屋で2006年から続いているライブ企画があるのです)を思い出しました。もしかしたら既に出演してるのかもしれないけれど、龍宮ナイトの舞台でも聞いてみたいと思いました。

そして二番手に、村田十三さん最後のサポートによるスティーブジャクソン。
村田十三さんが最後ということもあり、初めは私もドラムに集中して聴こうと思ったのですが、やっぱりバンド演奏というのは一つの楽器の音だけを取り出してどうこうというものではなく、結局はスティーブジャクソンメンバー全体の演奏に酔っていました。
しかし、先日の記事の繰り返しになりますが、鈴木悦久さん復帰も楽しみなものの、村田十三さんが抜けるのは重ね重ね、惜しい。スティーブジャクソンの曲は同じ曲でも毎回のライブごとで違う表情を見せるような演奏。既に作曲された歌ではあるのですが、演奏者それぞれの個性が強調されつつ、一体化していくようなダイナミズム(かっこいいことを言おうとしてあまりよく伝わりにくいことを言っているかもしれない・・・笑)、そこの魅力にとりつかれると私のように毎回の違う表情が見たくなって何度も足を運ぶことになります。だから演奏者が変わるということは次回からのスティーブジャクソンはまたかなり違う表情になるはずで、村田十三さんを含めた現在の編成がもう聴けないというのはやっぱり惜しいなあ、と思います。
それでも、次回からのスティーブジャクソンがどんな表情を見せるのか、村田十三さんの音を経由した後の、また新たな表情がきっと見れるのではないかと、とても楽しみに思っています。

三番手は福岡からfolk enough。実は前日の京都西院ウーララでのライブも観ました。独特なリズムの曲が印象的で、また前日の京都に続いてこの日も即興でのラップが入るなど、段々と場が熱くなる感じでした。音楽の地域性、みたいなものがあるのか無いのかまだよくわかりませんが、私は福岡のバンドも結構好きで(文脈とは外れますが、福岡のthe campsというバンドが特に好きです)、機会があればもっと福岡までライブを聴きに行きたいと常々思っています。なので、二日間も連続でfolk enoughの演奏が聴けてしあわせでした。

トリはシラオカ。ハポンで演奏するシラオカがずっと見てみたいと思っていました。この日のシラオカがちょっと圧倒されるぐらいの演奏・・・!シラオカの三人だけがぼうっと浮かび上がるような照明の中で、ハポンもお客さんも全てシラオカの世界の中に包まれてしまうような感覚になって、当日のことを今思いだしてもちょっと鳥肌が立つぐらいです。
演奏が終わってちょっと呆然。「もっと聴きたい・・・!」との思いはありつつ、拍手をして今日は終演・・・・・・かと思われたのですが、ここで私の隣にいた方から「え~、もっと聴こうよ~」との声が!誰かと思えば村上ゴンゾさん!!(名古屋在住ミュージシャン、ex-ラブクライ、私もあまりわかってないとこあるのでぐぐってみてください~)そのゴンゾさんの声によってシラオカのアンコール演奏が実現。至福な時間をより長く味わうことができました。
今までにシラオカの演奏は、愛知県の長久手町文化の家というホールや京都のライブハウスNANO、大阪のライブハウスchika-ikkaiなどで観ましたが、やはりハポンがシラオカのホームという感じがしました。あのハポンという場との一体感のある演奏は他の場所では味わうことができないんじゃないか、という事を思います。


終演後になって、ゴンゾさんのように素直に声を上げればよかったなあ、ということを思いました。やっぱりスティーブジャクソンの演奏も、もう少し聴きたかったな、と。


お客さんとして来られていたゴンゾさんのことを書いてすみません。ゴンゾさんは4/28の出演者ではないですが、名古屋に住みついているゴンゾさんのことを思うと(ゴンゾさんは名古屋出身ではない)、名古屋の奥深さについてもまた思ってしまいます。先日、稲田誠さんも参加されていたGOFISHトリオ(テライショウタ+黒田誠二郎+稲田)との共演で村上ゴンゾさんが弾き語りをされているのを初めて聴きましたが、ちょっと初めて聴くような、体験したことのないような感触でした。とは言っても別に奇をてらったような演奏をされたわけではなく、カバーも含めたストレートな(?)弾き語りでしたが、あの感覚は何なんだろう、とずっと考えています。
そういえば、この前もkacconoのメンバーとゴンゾさんの凄さについて話したりしました。

ハポンではお客さんとして来ているゴンゾさんの姿も、今まで何度か私は見たことがあります。ハポンの居心地の良さというのは、他のライブハウスには無いところがあって、以前私が愛知に住んでいた時ももちろん行きましたし、愛知を離れて関西に住んでいる今でもこの日のように何度か足を運んでいます。つまりは、ハポンという場所がとても好きです。
そして、ハポンと同じぐらい私は旧グッゲンハイム邸という場所が好きです。ハポンという場所での演奏がこんなにも似合うスティーブジャクソンとシラオカが、旧グッゲンハイム邸で演奏するとどんなふうにその音が響いていくのか、今から本当に楽しみです。




ゴンゾさんのことを勝手に書いてしまったので、罪滅ぼしとして勝手に宣伝。ゴンゾさんのライブが近々また大阪であります。
2月20日(月)
「極楽駐屯地3」@油野美術館
出演:アニス&ラカンカ / umamo feat.ブロッコリーズ(貝つぶ+光永惟行+チャピ) / 村上ゴンゾ
19:00 open / 19:30 start
¥1500(1ドリンク付き)
http://yunobi.blogspot.com/2012/02/3.html
ゴンゾさんの弾き語りってなかなかレアだと思うのですが、この日もまた弾き語りをしてくれるみたいです! ぜひ!



(文中の写真はtwitterから@otaota_otanさんと@tetetetempoさんの写真を使わせてもらいました。ありがとうございました!!)

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